楽しく絵を描くためのコツとヒント

絵を描くという活動は、感性を表現し、リラックスするための素晴らしい手段です。

しかし、時はには「上手に描けるかな?」や「何を描いたらいいかわからない」という不安に押しつぶされてしまうこともあるでしょう。

今回は、楽しく絵を描くための具体的なヒントを紹介します。

これらの方法を取り入れることで、プレッシャーを感じることなく、自由な気持ちで絵を描く楽しさを最大限に味わえると思います。

1. 絵を描くことの「楽しさ」を再定義する

「上手く描かなければならない」といったプレッシャーを取り払うことが、まず最初のステップです。

絵を描く目的を「上手く描くこと」から「自分を表現すること」や「楽しい時間を過ごすこと」にシフトさせましょう。

絵が完璧でなくても、自分が満足し、楽しめるものであればそれが最高の成果です。

絵を描く時間そのものを楽しむという心構えが大切です。

2. リラックスできる環境を作る

リラックスできる環境が整っていないと、絵を描くこと自体がストレスに感じられることがあります。

自分が心地よいと感じる音楽を流したり、香りを焚いたりして、心身をリラックスさせる空間を整えましょう。

また、日当たりの良い場所や静かな場所も集中しやすいです。

お気に入りの道具を手元に揃えることも、心地よく描くためのポイントです。

3. 自分のスタイルを見つける

他人の作品と比較するのはついありがちですが、自分自身のスタイルを見つけることが絵を楽しむ鍵となります。

模倣することは学習の一環として重要ですが、模倣に終わらず、そこから自分の個性を引き出すことが大切です。

さまざまな技法やスタイルを試してみて、自分が「これだ!」と感じる方法を見つけてください。

絵画の技法や素材に縛られず、自由に表現してみましょう。

4. 小さな目標を設定する

「完璧な絵を描く」など大きな目標を設定してしまうと、達成が難しくなり、モチベーションが下がる原因になります。

代わりに、「今日はこの色を使ってみよう」や「次は違う筆を試してみよう」といった小さな目標を設定してみましょう。

少しずつ自分の成長を感じることで、絵を描くことがより楽しみになります。

5. 絵を描くプロセスを楽しむ

描き上がった作品そのものに集中するよりも、絵を描く過程を楽しむことが大切です。

絵を描くことは一種の瞑想のような効果を持っており、筆を動かす感覚や色が混ざり合う瞬間など、プロセスのひとつひとつが楽しい瞬間であることに気づけると、プレッシャーを感じずに描けるようになります。

6. 絵を描く仲間を見つける

ひとりで絵を描くのも楽しいですが、同じ趣味を持つ仲間と一緒に描くことでさらに楽しさが広がります。

オンラインやオフラインのコミュニティに参加して、お互いに作品をシェアしたり、アドバイスを交換したりすることで、モチベーションも維持しやすくなります。

また、仲間と一緒に描くことで、新しい発見やインスピレーションを得ることができます。

7. 完璧主義を手放す

完璧主義は創作活動において大きな障害になることがよくあります。

「もっと良くできたかもしれない」といった感情を抱くこともあるでしょうが、その感情に引きずられないようにすることが大切です。

どんな絵にも「完成」という形は存在せず、描き終えた瞬間がその作品の最良の形であることを信じてみましょう。

小さなミスや予期せぬ出来事も、時には絵の魅力を引き立てる一部になることがあります。

8. 遊び心を持つ

絵を描くことに対して真剣に取り組むのは素晴らしいことですが、時には「遊び心」を取り入れることも重要です。

色を思いっきり使ってみたり、いつもと違う道具を試したりして、自由な発想で楽しんでください。

遊び心を持つことで、絵を描く行為自体がさらにクリエイティブなものになり、驚くような結果を得ることができるでしょう。

9. インスピレーションを得るための時間を持つ

絵を描くにはインスピレーションが必要です。

時には絵を描くのを少し休んで、自然の風景や他のアーティストの作品を観察したり、本を読んだり、映画を見たりする時間を持ちましょう。

これにより、新しいアイディアや表現のインスピレーションを得られることがあります。

インスピレーションは日常生活のあらゆる場所に隠されているので、それを見つける楽しみも持ってみてください。

10. 自分を褒める

最後に、絵を描いた自分自身をしっかり褒めることを忘れないでください。

上手くいった部分も、挑戦した部分も、すべてが成長の証です。

作品の完成度に関係なく、創作の過程を楽しみ、自分を褒めることが次のモチベーションにつながります。

楽しく絵を描くためのコツは、自分自身を解放し、プロセスそのものを楽しむことにあります。

ぜひ、これらのヒントを取り入れ、絵を描く時間がより豊かで楽しいものになることを願っています。

ABOUT US
満園 和久
3歳の頃、今で言う絵画教室に通った。その絵の先生はお寺の住職さんであった。隣町のお寺で友達の3歳児とクレヨン画を学んだ。 それ以降も絵を描き続け、本格的に絵画を始めたのは30歳の頃。独学で油彩画を始め、その後すぐに絵画教室に通うことになる。10年ほどの間、絵画教室で学び、団体展などに出展する。 その後、KFSアートスクールで学び油彩画からアクリル画に転向しグループ展や公募展等に出品し続け現在に至る。 ここ20年程は、「太陽」「富士山」「天使」をテーマにして絵画を制作。 画歴は油彩を始めてから数えると35年になる。(2024年現在) 愛知県生まれ 愛知県在住 満園 和久 (Mitsuzono Kazuhisa)