風水を取り入れたアートの配置ガイド|運気を高める絵の飾り方

はじめに

アートは単なるインテリアではなく、空間の「気」の流れを整える重要な要素でもあります。

特に中国古来の思想である風水では、絵や置物といった芸術作品が人の心や暮らしに大きな影響を与えると考えられています。

本記事では「風水を取り入れたアートの配置方法」を詳しく解説し、ご自宅やオフィスにおける最適な飾り方をご紹介します。

風水の知識を活かすことで、絵がより深い癒しと運気上昇をもたらす存在となるでしょう。

1. 風水におけるアートの役割

風水では、空間に流れる「気」を整えることで、健康・人間関係・仕事運などが良い方向に導かれるとされています。その中でアートは以下のような働きを担います。

  • 視覚的エネルギーの活性化:色彩やモチーフが人の感情を刺激し、ポジティブな気持ちを育む。
  • 空間の調整:壁や余白をバランス良く整え、気の流れをスムーズにする。
  • 象徴的な意味:富、繁栄、愛情、調和などを表現するモチーフを取り入れることで、特定の運気を強化できる。

2. 方角ごとのアート配置の基本

北(仕事運・キャリア)

  • おすすめモチーフ:水辺、夜空、抽象的な青系の作品
  • おすすめ色:青、黒
    → 北に水や夜空を連想させる絵を飾ると、仕事のチャンスが広がり、キャリアアップに繋がります。

東(成長・健康)

  • おすすめモチーフ:木々、日の出、植物
  • おすすめ色:緑、明るい青
    → 東は「木」のエネルギーを象徴する方角。自然や生命力を感じるアートを飾ると健康運が高まります。

南(名声・人気)

  • おすすめモチーフ:太陽、火、鳥、情熱的な抽象画
  • おすすめ色:赤、オレンジ、紫
    → 南は「火」の気を持ち、自己表現や評価に関わる方角。情熱的なアートは自己実現や知名度向上を後押しします。

西(金運・子ども運)

  • おすすめモチーフ:果実、花、子どもの笑顔
  • おすすめ色:白、金、銀、黄色
    → 西に華やかで明るいアートを飾ると金運アップや家庭運が安定すると言われています。

中央(調和)

  • おすすめモチーフ:抽象的な円、和のデザイン、バランスを象徴する図形
  • おすすめ色:ベージュ、土色、パステル系
    → 家の中央には、全体の調和を意識したアートを置くと、家族や住人全体のバランスが整います。

3. 風水におけるNGアート配置

風水的に避けた方が良いアートも存在します。

  • 暗い・陰鬱な絵:病気や不安を呼び込みやすい。
  • 暴力的・破壊的なモチーフ:喧嘩や不和を招く。
  • 枯れた花・荒廃した風景:停滞や衰退のエネルギーを生む。
  • 玄関正面に怖い絵:訪問者や良い気を遠ざけてしまう。

→ 「癒し」「希望」「調和」を意識した絵を選ぶことが大切です。

4. 部屋別のアート配置ガイド

玄関

  • 明るい絵を飾ると良い気を招き入れる。
  • 富士山、太陽、花など「上昇・開運」を象徴するモチーフが最適。

リビング

  • 家族が集まる場所には、円満や調和を示すアート。
  • 緑や青の作品で安らぎを演出する。

寝室

  • 穏やかな風景画や柔らかい色合いの抽象画を。
  • カップルの場合は「二羽の鳥」や「二輪の花」などペアを象徴するモチーフが愛情運を高める。

書斎・オフィス

  • 北側に水辺のアートを飾ると集中力アップ。
  • 南側に太陽や赤系の作品を置くと発展的なエネルギーが得られる。

5. 色彩と風水の関係

色は風水において非常に重要な要素です。アートの色合いが空間の雰囲気を左右します。

  • :情熱・活力 → 南に配置
  • :冷静・知性 → 北や東に配置
  • :癒し・健康 → 東に配置
  • :明るさ・金運 → 西に配置
  • :浄化・純粋 → 西や北西に配置
  • :精神性・高貴 → 南や東南に配置

→ 作品を選ぶ際は、色と方角の相性を意識しましょう。

6. アート配置の実践ポイント

  1. 高さを意識する
    絵は視線の高さ(床から150cm前後)に配置すると「気」が安定します。
  2. 余白を活かす
    壁一面を絵で埋めず、余白を残すことで「気の流れ」がスムーズになります。
  3. 定期的に入れ替える
    季節や気分に合わせて絵を入れ替えると、空間が常に新鮮なエネルギーを保ちます。
  4. 照明を工夫する
    アートに光を当てることで「陽の気」が高まり、作品の効果をより引き出せます。

7. アートと自分自身のエネルギーをリンクさせる

風水では空間のエネルギーだけでなく、「持ち主の心」と「アートの象徴」が共鳴することで、より強い効果を発揮すると考えられています。

たとえば、夢や目標を持つ人がそれに関連する絵を飾れば、その意識が日常的に強化され、行動力が自然に高まります。

また、過去の思い出や大切な人を思い出させるモチーフは、精神的な安定や安心感をもたらし、心のバランスを整えます。

さらに、絵を飾る際に「この作品が私の人生をサポートしてくれる」と意識してみると、潜在意識に働きかけ、実際に運気や人間関係に好影響を及ぼしやすくなります。

アートはただの装飾品ではなく、自分の未来を形づくる大切なパートナーなのです。

まとめ

アートの配置に風水を取り入れることで、空間は単なる装飾ではなく「心と運気を整える場」へと変わります。

方角ごとの意味や色彩の持つ力を意識し、玄関・リビング・寝室など用途に合わせた作品を配置することで、暮らしがより豊かで調和のとれたものになるでしょう。

「好きな絵を飾る」という直感も大切にしつつ、風水の知恵を取り入れて、毎日の生活にポジティブなエネルギーを流し込んでみてください。

ABOUT US
満園 和久
3歳の頃、今で言う絵画教室に通った。その絵の先生はお寺の住職さんであった。隣町のお寺で友達の3歳児とクレヨン画を学んだ。 それ以降も絵を描き続け、本格的に絵画を始めたのは30歳の頃。独学で油彩画を始め、その後すぐに絵画教室に通うことになる。10年ほどの間、絵画教室で学び、団体展などに出展する。 その後、KFSアートスクールで学び油彩画からアクリル画に転向しグループ展や公募展等に出品し続け現在に至る。 ここ20年程は、「太陽」「富士山」「天使」をテーマにして絵画を制作。 画歴は油彩を始めてから数えると35年になる。(2024年現在) 愛知県生まれ 愛知県在住 満園 和久 (Mitsuzono Kazuhisa)