アクリル絵具は発色が良く、乾きが早いため、初心者でも扱いやすい画材です。しかし、種類や使い方を知らないと「どれを選べばいいの?」「どうやって描けばいいの?」と迷ってしまうこともあります。
本記事では、初心者向けのアクリル絵具の選び方と基本的な使い方を詳しく解説します。この記事を読めば、自分に合ったアクリル絵具を選び、楽しく絵を描けるようになりますよ!
アクリル絵具とは?特徴を知ろう!
まずは、アクリル絵具の基本的な特徴を押さえましょう。
アクリル絵具の特徴
アクリル絵具には以下のような特徴があります。
- 乾燥が早い → 油絵具と比べてすぐに乾くので、作業効率が良い
- 水で薄められる → 水彩のように透明感のある表現も可能
- 耐水性がある → 乾くと水に溶けないため、重ね塗りしやすい
- 発色が鮮やか → 乾燥後も色がはっきりと残る
- 様々な素材に描ける → 紙・キャンバス・木・プラスチックなど幅広く対応
このように、アクリル絵具は扱いやすく、表現の幅も広いのが特徴です。
初心者向け!アクリル絵具の選び方
アクリル絵具にはさまざまな種類があるため、初心者はどれを選べばよいか迷うこともあります。ここでは、選び方のポイントを解説します。
絵具の種類をチェック!
アクリル絵具は大きく分けて以下の3種類があります。
種類 | 特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
リキッドタイプ | サラサラした液状。水彩画のような表現が可能 | 淡い色やにじみを活かしたい人 |
ソフトタイプ | やや柔らかいペースト状。筆の運びがスムーズ | 初心者や使いやすさ重視の人 |
ヘビーボディタイプ | 粘度が高く、厚塗りや油絵のような表現が可能 | 立体感のある作品を作りたい人 |
初心者には扱いやすい「ソフトタイプ」がおすすめです。
絵具のグレードを確認
アクリル絵具には「アーティストグレード」と「学生グレード」の2種類があります。
グレード | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
アーティストグレード | 顔料の濃度が高く、発色が鮮やか。耐久性も高い | 高価 |
学生グレード | 顔料の濃度がやや低めで、価格が手頃 | 安価 |
初心者はまず学生グレードから始めるのがおすすめです。
色数は何色必要?
最初は 基本の6~12色セット があれば十分です。以下の色が揃っていると、混色しながら幅広い表現ができます。
- 基本の6色:白、黒、赤、青、黄、茶
- 12色セットに追加される色:緑、紫、オレンジ、ピンク など
アクリル絵具の基本的な使い方
必要な道具を準備しよう
アクリル絵具を使うために、以下の道具を準備しましょう。
- アクリル絵具(基本の6~12色)
- 筆(ナイロン製の筆が初心者向け)
- パレット(ペーパーパレットがおすすめ)
- キャンバスや紙(アクリル対応のものを選ぶ)
- 水入れ(筆を洗うため)
- 布やキッチンペーパー(筆の絵具や水気を取るため)
アクリル絵具の基本的な塗り方
絵具をパレットに出す
使う色を少しずつパレットに出します。乾きやすいので、使う分だけ出しましょう。
水で薄める
アクリル絵具は水で薄めることで、透明感のある表現が可能になります。水の量を調整しながら、自分の好みの濃さにしましょう。
筆で塗る
筆に適量の絵具を含ませ、キャンバスや紙に塗ります。
乾燥後に重ね塗り
アクリル絵具は乾くと耐水性があるため、重ね塗りがしやすいです。グラデーションや細かい描写をする場合は、乾燥後に次の色を塗るときれいに仕上がります。
アクリル絵具を長持ちさせるコツ
- チューブの蓋をしっかり閉める → 絵具が乾燥しないようにする
- 使い終わった筆はすぐに洗う → 乾くと固まりやすいので、使用後はすぐに水で洗う
- パレットの絵具はラップで覆う → 乾燥を防ぎ、次回も使いやすくなる
まとめ
アクリル絵具は、初心者でも扱いやすく、多彩な表現が可能な画材です。
初心者向けのポイントをおさらい!
✅ 初心者には「ソフトタイプ」のアクリル絵具が使いやすい
✅ 色数は基本の6~12色セットがあれば十分
✅ 水で薄めたり、重ね塗りしたりして表現を広げる
✅ 使い終わった道具はすぐに手入れして長持ちさせる
これからアクリル絵具を始める方は、ぜひ今回の内容を参考にして、自分だけの素敵な作品を作ってみてください!