🎨 絵画の鑑賞方法|小学生向け編

― 絵を見るのがもっと楽しくなるガイド ―

「絵を見るってなんだかむずかしそう…」
そんなふうに思っていませんか?

じつは、絵の見方に“正解”はありません。
・感じたこと
・気づいたこと
・好きだと思ったところ
それを大切にすれば、だれでも絵の名人になれます!

ここでは、小学生のみんなにぴったりの、やさしい鑑賞のコツを紹介します。

🔍 まずは“パッと”見てみる

絵を見たときの最初の気持ちはとても大切!

  • 明るい絵?暗い絵?
  • 元気?しずか?
  • どんな気持ちになった?

「なんとなく」の感想でOKです。
最初のひらめきは、その絵との“最初のあいさつ”みたいなものです。

👀 ゆっくり見て“発見”してみよう

次は、宝さがしのように見てみます。

  • どんな色が使われている?
  • 何がえがかれている?
  • 大きいもの、小さいものは?
  • おもしろい形はどこかな?

答えが合っているか気にしなくて大丈夫。
「見つけた!」と思ったことがいちばん大事です。

😊 絵の中の気持ちを考えてみよう

絵には、えがいた人の“気持ち”や“願い”がこめられています。

  • どんな気持ちで描いたんだろう?
  • このキャラクターや景色はどんな気分?
  • ここにこの色を使ったのはなぜかな?

想像してみると、絵の世界にぐっと入りこめます。

🎨 自分だったらどう描く?と考えてみる

鑑賞は見るだけじゃなく、自分との比べっこも楽しいポイント。

  • 自分なら何色を使う?
  • どこをもっと大きくする?
  • 物語をつけるならどんなストーリー?

「自分だったらこうしたい!」が見つかると、創作のヒントにもなります。

✍️ 最後に、ひとこと感想をまとめてみよう

絵の前で感じたことを言葉にしてみましょう。

  • 好きなところ
  • 気になったところ
  • 発見したこと
  • 想像できたこと
    などを、1行だけでもOK!

たとえば…
「青い空がきれいで、すずしい風を感じたよ。」
「主人公が楽しそうで、見ているぼくも笑顔になった。」

こんな感想でも、立派な“鑑賞”です✨

🌟 まとめ:絵を見るのは「心で感じる」遊び

絵の見方に正しい・まちがいはありません。
感じて、見て、想像して、自分の言葉にする。
それだけで、絵はどんどん楽しくなります。

絵を見ることは、あなた自身の“心の探検”です。
ぜひ、いろいろな絵と出会って、たくさん発見してみてくださいね😊🎨

ABOUT US
満園 和久
3歳の頃、今で言う絵画教室に通った。その絵の先生はお寺の住職さんであった。隣町のお寺で友達の3歳児とクレヨン画を学んだ。 それ以降も絵を描き続け、本格的に絵画を始めたのは30歳の頃。独学で油彩画を始め、その後すぐに絵画教室に通うことになる。10年ほどの間、絵画教室で学び、団体展などに出展する。 その後、KFSアートスクールで学び油彩画からアクリル画に転向しグループ展や公募展等に出品し続け現在に至る。 ここ20年程は、「太陽」「富士山」「天使」をテーマにして絵画を制作。 画歴は油彩を始めてから数えると35年になる。(2024年現在) 愛知県生まれ 愛知県在住 満園 和久 (Mitsuzono Kazuhisa)